作品情報
依頼者の生命と財産を護る
決して忘れない“あの夏”の事件・・・警備会社と暴力団の壮絶な闘いが始まる。
様々な想いが交錯する、観る者すべての魂を揺るがす慟哭の物語。
1999年1月某日、警備会社エステックに一本の電話が入った。社長の大崎(筧 利夫)は、学生時代の先輩で寺の住職・小泉(芦川 誠)からの依頼を受け、精鋭チーム・第二警備隊を結成する。政治団体を標榜しつつもその実は指定暴力団・真政会の一味である護国大憂党は、寺の利権を狙って日々執拗な嫌がらせを繰り返してくる。大崎指揮のもと、隊長・高城(出合正幸)と中本(野村宏伸)を中心に、紅一点の佐野(竹島由夏)も加わり、大恩寺の警備警護にあたる隊員たちであったが、9月9日夜、ついに中本が凶弾に倒れてしまう。・・・我が国に初めて民間警備会社が誕生してから56年。警備会社は依頼者の生命と財産を護るべく警備警護活動を続けてきた。この物語は、襲いかかる悪の手から依頼者を護るため、文字通り命懸けで闘ったある勇敢な警備会社の不屈の精神と、そこに所属する身辺警護員たちの極限の生き様を描いた人間ドラマである!
豪華キャスト競演!構想17年の時を経て解き放たれる衝撃作。
主演には「踊る大走査線」シリーズで絶大な人気を博した筧利夫を迎え、映画やドラマで存在感抜群の演技をみせる実力派俳優・野村宏伸、「無限の住人」(17)で個性的な役柄を見事に演じた出合正幸、「大河巡る〜生まれ変わっても忘れない〜」(17)でシネロッコム国際映画祭最優秀主演女優賞を受賞した竹島由夏、そして、伊藤つかさ、伊吹剛、芦川誠、柳憂怜、麿赤兒、赤座美代子、本作が遺作となった名優・出光元ら日本映画界を代表する豪華俳優陣が息をのむ熱演をみせる。マドリード国際映画祭3年連続最優秀作品賞受賞を始め、これまで数々の国際映画祭において世界的な評価を獲得してきた映画監督・柿崎ゆうじが、自ら経営する警備会社での実体験を踏まえ、構想17年の時を経て世に問う衝撃作。決して風化しない想いが心を打つ。過酷で壮絶な“あの夏”が今、よみがえる。